こんにちは。【あきばれホームページ 】歯科事業部長の長谷川です。
先日いただいた、歯科衛生士採用についての先生からのご相談です。
書類選考、1次面接(スタッフ)、2次面接(院長)を経て採用を決定したいのですが、これではハードルが高すぎるでしょうか?
また、一般常識のテストをすることはさらにハードルを上げてしまい、応募者が少なくなってしまうでしょうか?
歯科衛生士の応募がないことにお悩みの先生の中には、
応募=即採用にしたい
という方も多いのではないでしょうか?次にいつ応募があるかわからないわけですから。でも、今どきは一度雇用したら簡単にクビにはできません。クビにすることで訴訟のリスクさえありますから、選考はきちんと行うべきです。でもハードルを上げ過ぎると応募がなくなるし、ハードルを下げ過ぎれば問題児を雇用してしまう可能性もあるし、なかなか悩ましい問題ですよね。
年間120名以上もの歯科衛生士の選考を行う私が、実際に行ってきたことをお話ししたいと思います。
応募者が少ないうちは良い人を逃さないことを重視
選考のハードルをどの位置に設定するかは、結局は良い人を逃さないことと、選考を効率化すること、どちらを優先するか?ということだと思います。
当社の歯科衛生士の採用でも、応募者が少なかった時代は数少ない応募者の中に良い人がいるかもしれない、という考えから良い人を逃さないことを優先して、書類選考なしで部長のわたくし自らが一次面接を行っていました。
そうすると、「私が面接する価値はなかったな」、「私の時間がもったいなかったな」、ということも当然発生するわけで…。思わず溜め息をつきつつ、そこは良い人を逃さないためのコストだと思って我慢!と自分に言い聞かせていました(笑)。月に1回面接するくらいなら、私の時間を割くことは可能でしたから。
しかし、だんだんと応募者が増えてきて、週に2回、月に8回も面接が入るようになると、いちいち私の時間を毎回割くことの損失の方が大きい・・という状況になり、効率化を考えるようになりました。
良い人を逃さないことよりも、効率化を優先させるように変わったということです。
応募前の医院見学をうまく使いましょう
応募者が多い場合は、書類選考を行って足切りをするのも良いと思います。しかし事前に書類を送るよう依頼すると、その時点で連絡が取れなくなる応募者も出ます。
そこで、書類なしの医院見学にまず来てもらうのはどうでしょうか?医院見学の様子である程度わかることもあるので、
という風に対応を変えても良いと思うのです。
実は当社も「会社見学」をしてもらい、その時の様子で、書類選考を飛ばすか、実施するかを決めていました。
また、面接についても、良い方だったら1次と2次を一緒にやってしまうというのも手です。
1次面接でスタッフの評価が高かったら、そのまま日を改めずに院長が2次面接までしてしまいます。スタッフの評価が特別高くないなら時間をおいて考えて別日に2次に進めるのです。
当社もこの方法を取っています。
これは意見が分かれるところかと思いますが、私はやったほうが良いと思います。当社ではSPIを実施しますが、歯科医院の場合はここまで大掛かりなものでなくて良いので、一般常識のテストの他に、計算問題や国語のテストをするのもおすすめです。基礎学力や考え方の傾向を見ることは、採用後にも役立ちます。
面接の日にそのままやってもらうのがお勧めです。
ここまで、歯科衛生士の選考方法や面接についてお話してきましたが、そもそもたくさんの応募がなければ、選考どころではありませんよね。
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